会社説明会を収録配信するときのポイントと注意点を解説!

会社説明会を収録して実施したいとお考えの方、どう進めればよいのかイメージできていますか?

この記事では、「会社説明会の収録」に焦点を当て、ライブ配信と収録配信の特性、制作のポイント、事前準備、そして編集と公開の効果的な方法まで、全てを詳しく解説します。

ライブ配信と収録配信の特性

多くの企業が会社説明会でライブ配信と収録配信の2つの方法を採用しています。これらの手法にはそれぞれ独特の特徴があり、状況に応じて適切な選択が求められます。

ライブ配信

メリット

ライブ配信の最大のメリットは、リアルタイムで双方向にコミュニケーションができることです。

ディレクター
ディレクター

こちら側からは動画でコミュニケーションをとり、相手からはコメントでコミュニケーションを取ってきます。

ライブ配信で直接的な意見を取り上げ、回答できることは大きなメリットになります。また、直接的に質問や悩みを解決することによって応募のアプローチをかけやすいメリットがあります。

デメリット

デメリットとしては、3点あります。

  1. 技術的な問題(配信トラブルや事故)
  2. 進行がグダグダ
  3. 配信時間に依存するので集客が難しい

技術的なトラブルは、ライブ配信に詳しい方をアサインすることで解決しましょう。

2点目の「進行がグダグダ」は、ライブ配信が始まってしまうと、配信が終わるまで止まりません。

進行管理がしっかりしていることが最も大事で、進行がグダグダになってしまうと離脱される可能性は大きいです。

またライブ配信のため、集客が配信時間に依存します。ライブ配信する時間を選定するほか、ライブ配信を見るメリットを相手に提示することが大切です。

利用シーン

ライブ配信は、双方向のセッション(直接質問ができること)やライブ配信を見た人だから限定の特典をプレゼントすることによって視聴数が上がります。

具体例で言うと、ジャパネットたかたです。

テレビで製品の宣伝をして、今見ている人限定で「お買い得金額」を提示します。すぐに電話してくださいと、CTAを呼びかけて締める流れです。

上記のジャパネットたかたの例は、Qoo10のライブコマースや中国圏で流行っているライブコマースで同じフォーマットで製作されています。

就活のライブ配信では「ライブ配信を見て応募してくれた方限定でOB/OG訪問やキャリア相談のパスを提供いたします」のようなメリット提示するのも良いのではないでしょうか。

金額

ライブ配信の金額はミニマムでも60万円からスタートという形です。

  • 撮影機材(カメラ、照明)
  • 音響機材(マイク、ミキサー)
  • 配信機材
  • 技術スタッフ4名
  • スタジオ用意
  • 事前すり合わせ(2日程度)

規模感が大きくなれば100万円以上の規模感になることもザラです。

ライブ配信は事前の準備が非常に大切ですので、しっかりとしたすり合わせができればと考えております。

ライブ配信は30万円〜ご相談受付中

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【会社説明会】ライブ配信時のポイント|メリットデメリットを解説

収録配信

収録配信

メリット

収録配信のメリットは、編集をすることで無駄な部分を削除し、伝えたい内容を洗練させることができることです。

事前に撮影、編集することによって質の高いコンテンツを作成することができます。

配信するときは、ただ動画を垂れ流すだけなので、技術的なトラブルの心配もありません。

デメリット

ライブ配信のように即時性のあるコミュニケーションが取れないのがデメリットです。

即時性があれば応募へのリテンションするのが可能性ですが、収録データでは不可能です。質問コメントに対しても、コメントで対応するのみです。

また編集に時間がかかるため、撮影が2ヶ月前など余裕を持っていただく必要があります。

利用シーン

収録配信は、ライブ配信では情報過多になってしまいそうな詳細説明をわかりやすい編集によって伝えます。

また、アーカイブとして長期にわたって掲載することや、来年も同じものを利用することができます。

金額

収録配信の金額はミニマムでも80万円からスタートという形です。

  • 撮影機材(カメラ、照明)
  • 音響機材(マイク、ミキサー)
  • 撮影スタッフ3名
  • スタジオ用意
  • 編集
  • 配信機材
  • すり合わせ(4日程度)

収録配信となると、撮影、編集して配信もあるためライブ配信よりも多少コストがかかってきます。

来年、再来年も利用できることを考えるとお得かなとは思います。

収録配信で制作する上でのポイント

収録配信で制作する上でのポイント

会社説明会の収録配信を制作するためのポイントをいくつか紹介いたします。

  • セクションを分ける
  • 一方的な発信にならないようQ&Aを設ける
  • 適切な動画尺になるように準備する

それぞれ説明します。

会社説明会を収録配信するときのポイントと注意点を解説!

セクションを分けて内容を作る

会社説明会の内容を効果的に伝えるためには、異なるトピックごとにセクションを分けることが重要です。

これにより、視聴者が情報を消化しやすくなり、各セクションの内容が明確になります。

例えば、企業の歴史、ビジョン、製品やサービスの紹介、キャリアパスなど、それぞれのトピックを別々のセクションで扱うことで、構造化された、わかりやすいプレゼンテーションを実現できます。

一方的なコミュニケーションにならないようQ&Aを準備する

収録配信では、視聴者との直接的な対話が難しいため、一方的なコミュニケーションになりがちです。

これを避けるためには、事前にQ&Aセクションを準備し、よくある質問や視聴者が興味を持ちそうなトピックについて回答することが有効です。

このアプローチにより、視聴者は自分の疑問が反映されていると感じ、より興味を持つことができます。

適切な収録尺になるよう準備する

収録するコンテンツの長さは、視聴者の注意を引き続けるための重要な要素です。

あまりに長すぎると視聴者の関心を失う恐れがあり、短すぎると十分な情報を伝えられない可能性があります。適切な収録時間を見極めるためには、メインとなるポイントに焦点を当て、余分な情報は削減することが重要です。

また、セクションごとに時間を割り当て、全体のバランスを考慮することが効果的です。

収録前の準備:成功の基盤

次に収録前に必要な計画と準備を紹介します。

伝えることを整理する

収録する内容を決める前に、まず何を伝えたいのかをはっきりさせることが重要です。

会社説明会では、企業のビジョン、製品やサービス、企業文化、採用情報など、多岐にわたるトピックがあります。これらの中から、特に強調したいポイントを選び、それに基づいて収録する内容を整理します。

こうすることで、メッセージが明確になり、伝えたいことが視聴者にしっかりと伝わるようになります。

収録する内容の構成と台本の作成

収録する内容が決まったら、次にその内容の構成と台本の作成に移ります。構成を考える際は、情報が論理的でわかりやすい流れになるように心がけましょう。

また、台本は収録中のナビゲーションとして機能し、話す内容を整理するのにも役立ちます。台本には、主要なポイントだけでなく、話す順序や、強調すべき部分も含めると良いでしょう。

これにより、収録中の流れがスムーズになり、伝えたいメッセージがより効果的に視聴者に届きます。

企画段階から制作会社に依頼する

特に大規模な会社説明会の収録や、高品質な映像を求める場合は、企画段階から専門の制作会社に依頼することを検討しましょう。専門家の知見と技術は、収録の質を向上させるだけでなく、効果的な映像制作に役立ちます。

制作会社は、映像の撮影から編集、配信までの全プロセスをサポートし、会社説明会の収録をトータルでプロデュースします。また、プロの視点からアドバイスを得ることで、視聴者に響くコンテンツを作成できる可能性が高まります。

会社説明会動画|制作に必要な準備と費用は?料金相場を徹底解説

収録後の編集と公開:効果的な活用方法

収録後の編集と公開:効果的な活用方法

会社説明会の収録が完了したら、次のステップは編集と公開です。コンテンツの最終的な形を整え、効果的にターゲットオーディエンスに届ける方法をご紹介します。

わかりやすい編集を心がける

収録されたコンテンツの編集は、視聴者にとっての視聴体験を大きく左右します。そのため、わかりやすい編集を心がけることが重要です。

不要な部分をカットし、重要なメッセージを際立たせることで、コンテンツの魅力を最大限に引き出します。編集過程では、ビジュアルエフェクトやトランジション、音楽などを適切に使用し、視聴者が内容に集中できるように配慮します。

また、ブランドのイメージやメッセージに合わせた編集スタイルを選ぶことで、会社のアイデンティティを強化することができます。

適切な場所に配信

編集が完了したコンテンツの公開は、適切な配信チャネルを選ぶことが肝心です。YouTubeは、その普及度とアクセスの容易さから最も一般的な選択肢の一つです。

また、特設サイトや会社の人材採用サイトに動画を掲載することも効果的です。特に、人材採用サイトに動画を掲載することは、最近ますます一般的になっており、企業のカルチャーや職場環境を紹介する手段として利用されています。

これらのプラットフォームを活用することで、様々なオーディエンスにリーチし、最大限の効果を期待できます。

収録コンテンツの再利用

収録したコンテンツは、一度きりの使用に限定する必要はありません。これらのコンテンツは、さまざまな形で再利用することが可能です。

例えば、ソーシャルメディアキャンペーン、プレゼンテーション、トレーニング資料など、様々な目的に応じて使用できます。

コンテンツの再利用は、制作にかかった時間とコストを最大限に活用する方法であり、ブランディングとマーケティングの効率を高めるための有効な手段ともなります。

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