採用動画の料金相場とは?費用対効果を最大限引き上げるコツ

採用活動が活発化する中で「採用動画」は非常に重要な役割を果たしております。

一方で採用動画の費用対効果は計りにくく「本当に採用動画は効果があるのか?」と懸念を抱く担当者は少なくないと思います。

結論として、採用動画は費用に対して効果があります

この記事では採用動画の料金相場や効果、採用動画の費用対効果を最大限引き上げるコツを解説していきます。

採用動画の効果は本当にあるか

採用担当者は「優秀な求職者を見逃すこと」と「適性に合わない人を採用してしまうこと」は最も避けたいことです。

採用動画が直接それらの対処になりません

しかし採用動画制作の相場(制作相場80万円~175万円程度)と比べると、採用コストに対してのコスパはかなり良いのも事実です。

採用動画の費用と効果について、それぞれ下記になります。

採用動画の相場観
  • プロジェクト進行費|20万円~40万円
  • 企画費|20万円~100万円
  • 撮影費|20万円~50万円
  • 編集費|25万円~50万円
  • 雑費(機材費、交通費等含む)|15万円~35万円
  • 合計|100万円~275万円
採用動画の効果
  • さまざまなメディアに掲載でき自分の代わりに宣伝できる
  • 入社前から志望意欲を高める傾向にある
  • ミスマッチングを避ける
  • 1度制作すれば3~5年間は内容を使い回せる

採用コストを1人あたり93.6万円(就職白書2020より)とすると、1人あたりのコストで動画制作ができ、採用動画の効果が得られます。

ディレクター
ディレクター

特に弊社(グリスプロダクション)は予算を抑えた制作に特化しています。お客様が望んでいる制作物に合わせた最適なご提案をしております。

採用動画の必要性

採用動画の必要性

そもそも採用動画自体意味あるものなのか、考えていきます。

客観的なデータとしてプルークスとレバレジーズが行った新卒就活生を対象にした調査によると、「採用動画はあった方がいいか」の質問に対して就活生の89%は「思う」以上の回答をされています。

2022卒の大学生376人のアンケート

就職活動生を対象に「就職活動におけるスマートフォンの活用と採用動画視聴に関するアンケート調査」の結果です。(調査期間|2021年6月14日~21日)

コロナ禍もあり、採用動画は最適な情報収集の1つだったのではないか、と考えられます。

2022卒の大学生376人のアンケート

また採用動画として必要とされている動画は下記4つであることが調査でわかりました。

見たい動画コンテンツ
  • 事業説明
  • 社員インタビュー
  • 社員の1日の流れ
  • 職種紹介

事業説明は1年ごとに内容が変わる可能性があるので、毎年撮影しておくことがおすすめですが、それ以外は大幅に変更がなければ3~5年間は同じ動画が使いまわせます

また採用動画を視聴してもらうことで「志望度が上がった」以上の回答が73%もあるため、採用動画が求職者の入社意欲を高める素材にもなっています。

2022卒の大学生376人のアンケート

以上より採用動画の必要性や制作すべき内容が整理できたと思います。

採用動画の意味とは|導入すべき企業の特徴を紹介

採用動画の料金相場

料金相場

採用動画の制作にかかる料金相場について考えていきます。

もちろん本数によっても総額の費用が変わりますが、今回は単価の費用で考えていきます。

20万円以内の映像制作

基本的な動画編集により制作する採用動画で、スライドショーやインタビュー動画など、シンプルな内容となることがほとんどです。

企画自社でご用意いただいた簡易的な内容
品質(編集具合)プロの編集による編集、簡易なテキストやBGMの追加
制作期間1~2週間
動画の尺1分以内
報酬単価20万円、撮影が同時であれば本数が増えたら1本あたり数万円上がる程度
制作体制・機材カメラ、ピンマイク1つ、三脚、照明なし
撮影人員1名
撮影場所自社オフィスや職場
備考交通費は別途支給
10万円以内の映像制作の内容

1名で撮影と編集を行うようなビデオグラファースタイルで動画制作いたします。

ディレクター
ディレクター

弊社でもこういったご相談にお応えできるスタイルは確立しているので、最安で動画制作可能なので、お客さまからもご好評です。

20万〜50万の映像制作

20万円〜50万円だと、ある程度質の高い動画制作ができます。

カット数が豊富なので少し凝った編集が可能です。また、社内座談会などの動画はテロップ数が多くなるため、そういった動画にも対応可能です。

企画社内の様子を伝える、インタビューなど
品質(編集具合)プロの編集者による編集、細かやな修正や少し凝ったテキストやBGMの追加
制作期間2週間~1ヶ月半
動画の尺1~3分程度
制作体制・機材カメラ数台、各録音機材、三脚、照明機材2灯程度
撮影人員3名
撮影場所自社オフィスや職場、インサート撮影用の場所
備考交通費込み料金で対応可能(遠すぎる場合は例外)
20万円~50万円の映像制作の内容

20万円と比べて基本的には機材費用と撮影人員が増えます。その結果高品質な動画が撮影可能です。

50万〜80万の映像制作

50万円を超えてくる場合は、外部スタジオの追加もしくは凝ったアニメーションの制作ができます。

企画コンセプトに沿った撮影スタジオでの撮影、アニメーションの制作
品質(編集具合)プロの編集者による編集、特殊効果、アニメーションの制作、テキストやBGMの追加
制作期間3週間~2ヶ月
動画の尺1~5分程度
制作体制・機材カメラ数台、各録音機材、三脚、照明機材複数、ドローンなど
撮影人員5名以上
撮影場所自社オフィスや職場、インサート撮影用の場所、外部スタジオ
備考交通費込み料金で対応可能(遠すぎる場合は例外)
50万円~80万円の映像制作の内容

動画制作において単価の金額は大体上記の金額に落ち着きます。

それ以上の場合ですと、特殊な演出や長期的な撮影になってくるので、本当にクオリティが高い動画を考えている場合は50万円〜80万円の金額感で想定いただければと思います。

80万以上の映像制作

単価80万円以上の映像は下記のような動画になります。ここでは綿密な企画や撮影人員、スタジオ、出演者の確保が必要になるため、かなりの費用がかかります。

pwc consulting

おそらくこちらは300万円以上、700万円未満の金額で行っているでしょう。

Deloitte Japan

こちらの動画についても、美術費用、照明費用かなりかかっているので300万円以上、700万円未満の金額で行っていると思います。

ブランディング強化のためのオリジナルシナリオで展開する動画で、照明、カラー、美術にこだわった動画になっています。

カメラ台数も複数台導入されていて、関係者も多く費用がかかります。

採用動画の料金内訳

採用動画だけでなく、動画の料金相場に影響を与えるのは下記のものが挙げられます。

価格の考え方
  • プロジェクト進行費
  • 企画費
  • 撮影費
  • 編集費

プロジェクト進行費【内訳】

プロジェクト進行費の内訳は下記のようになります。

  • スケジュール管理費
  • 打ち合わせ等費
  • 人員調整費
  • スタジオ手配費
  • 出演者手配費

プロジェクト進行自体は、動画制作を行うにあたっての諸々の調整費用や打ち合わせ、手配などで費用がかかってきます。

また別途スタジオ費用や出演者への報酬、などがかかってきます。

企画費【内訳】

次に企画費用です。内訳は下記の通りになります。

  • 企画費
  • コンテ費

企画内容によって企画費用が増減します。弊社ではお客様が伝えたいことや伝えたい方法をヒアリングし、言葉にし、映像化いたします。

絵コンテやビデオコンテが不要な場合は、細かいコンテ制作を行わないため、大した費用がかかりません。

また自社で企画を制作する場合には、企画費用を抑えられます。完璧に企画が仕上がっている場合は、カメラマンと編集マンのアサインのみで問題ありません。

例として、ジャストアイデアで企画が出来上がっているのですが、それ以降の企画制作からお願いできますか?といった場合は、企画をさらに深掘りしたり、細かい動きやセリフなどの調整が入るので、企画費が発生いたします。

動画のディレクションの経験が少ない方は、ぜひ制作会社にお願いすることを強くおすすめいたします。

ディレクター
ディレクター

iPhoneなどで誰でも動画を撮れる時代ですが、良い動画を作るのは思っている以上に難しいのです。意外にも簡単に思われるお客様がいらっしゃるので、ここで注意喚起させていただきます。

撮影費【内訳】

撮影費用は最も勘定項目が多いものになります。内訳は下記の通りです。

  • 撮影費
  • 制作費
  • 照明費
  • 録音費
  • ヘアメイク費
  • 機材費
  • 車両費

企画の内容で制作規模が変わります。規模によって上記に関わる人員が増減しますので、一概にどれくらいの費用がかかるか明言はできません。

ディレクター
ディレクター

弊社の最小規模の制作体制ですと、ディレクション・撮影・照明・録音を兼任してミニマム3名体制で撮影を行なっています。

編集費【内訳】

編集費用についてです。編集費用は「動画の尺」や「装飾の壮大さ」によって大きく費用が変動します。

また、下記のような編集費用の項目になっています。

  • 編集費
  • 編集デザイン費
  • MA費
  • カラー費
  • アニメーション費
  • 特殊効果費

編集は単にカットするだけでなく、撮影素材を誰もが見入ってしまう生きた映像に変える工程です。尺が長いとかなり時間がかかってしまうので、撮影段階で尺を増えないように考慮しています。

また短期間での納品を希望する場合、追加料金が発生する場合がございます。(休憩なしに夜通し作業を行うため)

費用を抑えて採用動画制作するためには

どうしても費用が掛けられない場合は、下記の選択肢があります。

費用を抑えた動画制作
  • 社内のリソースを活用
  • SNS発信のみに特化する
  • 弊社に問い合わせ

それぞれ説明します。

社内のリソースを活用する

社内に映像制作のスキルを持つ社員がいれば、その人をにお願いして制作費用を節約することができます。ただし、プロフェッショナルな品質を求める場合は、専門の制作会社に依頼することをおすすめします。

また社内のリソースなので、本来その人がやるべき仕事ができないことも考慮してください。

採用動画制作|外注と内製、どちらがベスト?比較ガイド

SNS発信のみに特化する

TikTokやYouTube Shortsに上げられているような企業SNS活動を参考にすると、クオリティよりも大事なのは内容です。

SNSで興味をひいて、どのような会社なのか、どのような働き方なのか、徐々に認知を広げて伝えるのも良い戦略かと思います。

再生回数が増やすためには時間もかかりますが、めげずに投稿を続けましょう。

弊社に問い合わせ

弊社では最低40万円~制作を承っております。

業界としてはかなりお安いですが、なぜ制作が実現可能かというと下記になります。

弊社の制作体制
  • ワンストップな制作体制で仲介が不要
  • シンプルな構成で制作するため制作人員削減
  • 徹底的な事前準備で工数を減らしている

制作したい内容によって制作人員の増減はありますが、1番シンプルな構成であれば最低3名で稼働します。(業界的にかなり少ないです)

人数を削ってますが、事前準備を徹底しているためお客様が理想とする作品を制作できています。

ディレクター
ディレクター

費用を抑えた制作をご希望の場合は、一度ご相談ください。最適なご提案ができるかと思います。

お見積もりや詳細についても弊社スタッフが丁寧に対応させていただきます。採用動画制作に関するご要望やご質問がございましたら、遠慮なくお申し付けください。

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採用動画を制作しても確実に見られるものではない

認知活動が1番大事

採用動画の費用対効果を最大限に引き出すために、動画を見てもらうまでの認知活動が1番大事です。

採用動画を制作したとしても、どこかのメディアに掲載し、そのメディアに訪問してもらって視聴いただくしかありません。

採用動画の認知活動
  • イベントに参加する
  • 求人広告を出す
  • CMを打つ
  • SNSや他メディアを通して発信する

求職者に認知して、ホームページに訪問して、初めて採用動画を見てもらえます。

ディレクター
ディレクター

まずは認知です。認知から関心、そして採用動画を視聴。求職者は同じように他の企業も見て比較検討してから求人応募します。

採用動画を制作したからといって、見てもらえるわけではありません。

見てもらえるための認知活動を忘れないようにしましょう。

採用動画の目的を明確にする

認知活動が大切であることを踏まえ、採用動画の目的を明確にすることが動画制作において最も重要なことです。

例えば、先ほどの調査であった新卒就活生が「見たいコンテンツ」もコンテンツによって目的が違います。

見たい動画コンテンツの目的
  • 事業説明|働く条件や会社の安定性・成長性を伝える
  • 社員インタビュー|社員からみたリアルな会社の魅力を伝える
  • 社員の1日の流れ|入社できたらどんな仕事をするのかを伝える
  • 職種紹介|どのようなキャリアがあり、キャリアアップができるのか

1つの動画に1つの明確なメッセージを持たせるがとても大切です。

他の記事でも、その大切さについて記載してますのでご参考にしてください。

採用動画は常に宣伝できる状態にしておく

採用動画を制作したら、ぜひ有効活用してほしいと考えています。

採用動画の効果で説明したとおり、仮にホームページに採用動画を掲載しておけば、自分の代わりに会社の魅力を伝えるツールになってくれます。

それだけではなく、下記の使い方もぜひ検討してください。

採用動画の活用方法
  • 合同説明会の時にも動画を流せるようにしておく
  • 展示会の時にも動画を流せるようにしておく
  • セミナーを開催した時にも動画を流せるようにしておく

説明会では、概要を説明して「詳しくは掲載内容を確認してください」とするだけで、質疑応答や対面だから伝わる会社の魅力を話す時間に使った方がより効果的です。

ディレクター
ディレクター

動画を視聴してもらった後に「詳しくはHPにもさまざまな動画が載っているので、ぜひ見てください」と言えば、興味がある求職者は視聴するはずです。しっかりと宣伝して採用動画の導線を作りましょう。

アーカイブ動画を活用して、企業の魅力を伝え続ける方法

採用動画制作の具体的なアクションプラン

採用動画の制作を前向きに検討いただけたら、次に具体的なアクションプランを考えていきましょう。

具体的なアクションプラン
  1. 目的と目標の設定
  2. 企画とコンセプトの策定
  3. 制作チームの選定
  4. 社員ヒアリングやアンケート
  5. スクリプト・シナリオの作成
  6. 撮影・編集
  7. 配信チャンネルの選定と活用
  8. 効果測定と改善(採用動画の効果を求職者にヒアリングで調査し次回に活かす)
  9. 継続的なアップデート(3~5年に1回程度)

意外とやることが多いと思ったかもしれません。

今は誰でも映像が作れる時代になりましたが、上記のアクションプランを動画制作の経験がない社内リソースで撮影するのはかなり負担が大きいと思います。

また、映像や音声の品質が低くなる可能性は容易に考えられます。

ディレクター
ディレクター

弊社では「目的と目標の設定」のご相談をいただき、それに適した制作チームや構成をご提案させていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

また他の記事では、ストーリー性のある動画をどのように制作するのか、社員の声を活かすためにはどのようにすれば良いか、のポイントをまとめています。

ぜひ、お時間あるときに拝読いただけますと幸いです。

採用動画の効果を活かした採用活動へ

本記事では、採用動画の効果や活用方法について解説しました。

採用コストと比べると良好であり、それと同時に認知活動を行うことが重要です。

制作費用は「80万円~175万円 + Tax」で1人あたりの採用コストは93.6万円です。

動画を制作するに合ったって1つの動画に1つの明確なメッセージを持たせるがとても大切です。

今回の記事が今後の採用活動のお役立ていただけることを願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

どうしても費用を抑えた動画制作を希望される場合は、一度弊社にご連絡してください。最適なご提案をさせていただきます。

画像引用元|『採用動画視聴により7割の就活生が志望度上昇、採用動画は「あったほうがいい」は9割超え―プルークス

情報引用元|『就職白書2020

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